キャタピラーさんの営業所で303.5CRユンボにショベルハンドを溶接
ショベルハンドをユンボのアームに溶接する際は、強度や溶接方法をしっかり押さえておくことが大切です。今回は、CAT303.5CRなど3トンクラスの機械に装着する例をご紹介します。
大きな負荷に耐える必要性
ユンボ本体の自重の約20%がショベルハンドの“つかみ力”となるため、約600kgの荷物をつかんで移動できます。
その分、中途半端な溶接だと大きな負荷に耐えきれず、アームから外れてしまう恐れがあります。
強度向上に「高張力鋼」を採用
ショベルハンドには、鋼鉄の半分の軽さで倍以上の強度を持つ「高張力鋼」を使用しています。そのため、溶接棒も軟鉄用ではなく、より太くて丈夫なものが必要です。
また、3トンクラスの機械なら負荷がかかる箇所を4回重ねて溶接するなど、強度を上げる工夫が欠かせません。
適切な溶接機と経験が不可欠
太い溶接棒を十分に溶かすためには、大出力の溶接機が必要です。さらに、高張力鋼の溶接は高度な技術と経験が求められるため、専門の職人に依頼することをおすすめします。
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